症例 4

 

症例: スパーテル採取 52歳  2妊2産 ドック検診 42歳閉経

経過: 検診時スメア判定と組織診断が不一致のため細胞診でfollow up


提供施設スライド

検診時標本

     
001 002 003 004 005 006
follow up 標本
007 008 009 010

判定

 検診時標本:好中球、扁平上皮細胞、頸管腺細胞が出現しており全体に萎縮像を呈していた。その中に表層および傍基底由来の異型扁平上皮細胞が出現していた。出現している細胞の多彩さやクロマチン増量、核密度の高い小型細胞の出現によりSquamous cell carcinomaを考えた
 follow up 標本:萎縮した中層〜傍基底型の異型細胞が多数出現している。2〜4核の多核細胞や核腫大し、核形不整、クロマチン増量を認める細胞があり、この他に角化した表層への分化を認める大型の異型細胞なども少数出現している所見からModerate dysplasia or moreと判断した。


事前鏡検施設スライド


検診時標本
01 02 03 04 05
06 07 08 09 10
follow up 標本
11 12 13 14  

判定

 検診時標本:多核の扁平上皮細胞が多数出現している。大きさは中層程度〜傍基底型の小型のものと多彩である。形状の多様性もみられる。核の腫大とクロマチンの増量、及び一部、核の著しい腫大を認める。また、深層型の異型細胞が集塊状に出現している。密な配列を示すN/C比の高い細胞が殆どである。クロマチンは顆粒状に増量し、時に大型核もみられる。悪性背景は明らかではない。異型細胞に多彩性と著しい多核、萎縮性変化も加わり判定に苦慮したが、最大病変として微小浸潤癌を疑う。
 follow up 標本:背景は比較的きれいである。その中に細胞質が少量ないし中等度の傍基底型の異型細胞が行列配列をもってみられる。クロマチンは密に増量し核形不整を認める。やや平面的配列を示す細胞集塊もみられる。一部大型で著しい核腫大を示す細胞と多核細胞を認める。標本1と比較して異型は弱く、採取されている細胞量も少量であるが、標本1と同様な異型細胞を認めることより高度異形成以上の病変を疑う。


組織診断

1 2

判定:子宮頸部上皮内がん