年 齢: 36歳
主 訴: 過多月経と不正出血
採取器具:エンドサイト
処理法:ショ糖加PBS中に浮遊後遠沈、沈査を圧坐塗抹後95%アルコールにて固定
細胞像
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判 定 1:間質細胞を伴う集塊以外に、細胞異型の弱い乳頭状で胞体がやや厚い大小の上皮細胞のみの集塊が多数見られ、その一部に好中球の浸潤のある集塊も見られた。 また、相互封入像や細胞異型もごくまれに認められた。classIII(良悪鑑別困難)
判 定 2:炎症性背景に集塊状の間質細胞、乳頭状集塊の内膜由来細胞、spindleな散在性細胞等が多量出現している。乳頭状集塊の細胞は、細胞質が厚く化成様変化が認められた。一部、好中球の取り込みや核肥大が認められるが、クロマチンの増量や核異型、核密度の増量は乏しい。間質細胞集塊は、一部活発な所見も見られるが異型所見はなかった。spindleな細胞は、保存液処理による上皮細胞の変性像とも考えられた。以上の所見から反応性変化と判定した。陰性(反応性変化)
組織像
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組織診断:endometrioid adenocarcinoma G1