第46回日本臨床細胞学会総会 バーチャルスライドセミナー

座長:
林 透
宮崎県立宮崎病院臨床検査科病理
  園田文孝
独立行政法人国立病院機構大牟田病院研究検査科
Virtual Slide(動画):AMI(Animated Microscope Image)使用 [Windows版] 投票ありがとうございました。 組織診断を掲載しました。
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職種・経験年数をお願いします。
 指 導 医:経験年数  1年未満  1-3年  4-5年  5-10年  10-15年  15-20年  20年以上      
細胞検査士:経験年数  1年未満  1-3年  4-5年  5-10年  10-15年  15-20年  20年以上      
 そ の 他 非指導医  細胞検査士学生  臨床検査技師  その他      
Case1
出題者 婦人科:三上芳喜(東北大学大学院医学系研究科医科学専攻病理学講座病理形態学分野)

四角の範囲をクリックしてください。
高度異形成/上皮内癌(High-grade SIL)+上皮内腺癌
以前よりときどき不正出血があった。
検診の結果、精査を要すると判断され紹介された。

浸潤性扁平上皮癌
高度異形成/上皮内癌(High-grade SIL)
浸潤性扁平上皮癌+小細胞癌
高度異形成/上皮内癌(High-grade SIL)+上皮内腺癌
腺扁平上皮癌

  

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Case2
出題者 婦人科:片渕秀隆(熊本大学大学院医学薬学研究部産科婦人科学)

四角の範囲をクリックしてください。
卵巣 漿液性腺癌
4回経妊1回経産。50歳より毎年子宮がん検診を受診していたが異常を指摘されたことはなかった。今回自覚症状はなかったが,子宮がん検診で行われた子宮腟部細胞診で初めて クラスXの結果が得られた。その後施行した子宮内膜細胞診でも同様の結果であった。しかし,婦人科領域ならびに消化器系の精査で異常は認められなかった。

子宮頸部 腺扁平上皮癌
子宮内膜 漿液性腺癌
子宮内膜 類内膜腺癌
卵巣 漿液性腺癌
卵巣 類内膜腺癌

     

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Case3
出題者 乳 腺:大井恭代((医)博愛会相良病院)

マークの範囲をクリックしてください。
Ductal adenoma
乳腺症にて経過観察中。触診にて右C領域に径1cmの境界整可動性良好な腫瘤を触知した。穿刺吸引細胞診では乳頭腫の診断。ただし少数の異型細胞があり、follow となった。 8ヵ月後来院。触診所見は前回と同様。MMGでは所見なし。超音波検査では 8mm 大の内部エコー不均一な low echoic mass を認める。乳頭側へ拡張した乳管が伸びており、非浸潤性乳管癌が疑われた。腫瘤部より穿刺吸引細胞診が行なわれた。

Non-invasive ductal carcinoma
Intraductal papilloma and apocrine carcinoma
Ductal adenoma
Mastopathic fibroadenoma
Mastopathy

     

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Case4
出題者 乳 腺:西村理恵子(独立行政法人国立病院機構四国がんセンター臨床検査科)


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Ductal hyperplasia
主 訴:右乳房腫瘤自覚
現病歴:右乳房腫瘤を自覚し、他院を受診。穿刺吸引細胞診にて悪性と判定され、手術をすすめられた。Second opinion目的で当院を受診。腫瘤自覚2か月後、乳房円状部分切除術が施行された。血液検査所見:末梢血液像・血清生化学検査・腫瘍マーカー(CEA, CA19-9)に異常なし。

Ductal hyperplasia
Intraductal papilloma
Ductal adenoma
Non-invasive ductal carcinoma
Invasive ductal carcinoma

     

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Case5
出題者 呼吸器:中山富雄(大阪府立成人病センター調査部疫学課)


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扁平上皮乳頭腫
軟部肉腫を2年前に切除。 自覚症状として喀痰量が軽度増加。
フォローアップを目的とした胸部CTにて、偶然甲状腺のレベルでの気管の狭窄を指摘された。
腫瘍マーカー:CEA、シフラ、NSEいずれも正常
気管支鏡検査:気管粘膜の結節状病変を認めたため擦過細胞診を試行した。

気管発生扁平上皮癌
高度異型性病変
粘表皮癌
扁平上皮乳頭腫
食道癌気管浸潤

     

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Case6
出題者 呼吸器:村上一宏(東北厚生年金病院病理部)


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明細胞腫
健康診断の胸部X線検査で右肺下葉の腫瘤が発見される。
腫瘤影は径1cm程度で、円形、境界明瞭。
気管支鏡検査などが行われたが診断が未確定のため、肺分切除、術中迅速診断が行われた。検体は迅速診断時の捺印標本

腺癌
カルチノイド
硬化性血管腫
明細胞腫
悪性リンパ腫

     

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Case7
出題者 頭頚部(リンパ節):竹下盛重(福岡大学病理学) 小畠勝巳(福岡大学病理部)


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非ホジキン悪性リンパ腫
乾性咳嗽、胸部圧迫感、倦怠感、嗄声出現、 右頚部の硬い腫瘤に気付き、近医受診、胸部X線より縦隔に陰影の著明な拡大を認めたため、縦隔腫瘍、大動脈瘤を疑われ、当病院循環器科入院。入院後、胸部CTにて大動脈瘤、動脈解離は否定され、両側頚部〜傍鎖骨下および縦隔にかけ、多数のリンパ節腫大および両肺門部リンパ節腫大を認められた。腫大したリンパ節により脈管系は圧排されていた。以上の所見より悪性リンパ腫を含む頚部、縦隔腫瘍が疑われ、右頚部リンパ節(28×13mm)をエコーガイド下にて穿刺吸引および頚部リンパ節生検捺印細胞診を行った。
NSE: 48ng/ml, β-HCG: 23ng/ml, slL-2R: 4181U/ml、CEA: 4.5ng/ml, SCC: 0.4ng/ml, AFP: 1.9ng/ml, ProGRP: 33.6ng/ml, PSA:0.63ng/ml

非ホジキン悪性リンパ腫
未分化癌の転移
大細胞性神経内分泌癌の転移
胚細胞性腫瘍の転移
悪性黒色腫の転移

     

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Case8
出題者 頭頚部(口腔領域):関根浄治(長崎大学大学院発生分化機能再建学講座顎口腔機能再建学分野)
                 穴見正信(長崎大学医学部・歯学部附属病院病理部)


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色素性粘表皮癌
現病歴:数年前より、口蓋部の黒色病変に気付くも放置。平成16年同病変の精査を勧められ、当院を受診。
全身所見:特記異常所見なし
局所所見:右側口蓋部に直径7mm、境界やや不明瞭な類円形の病変を認め擦過細胞診を行ったが、悪性所見は認められなかった。その後経過観察を行っていたが、病変のわずかなsize upを認めたため、全摘生検術を行った。
供覧する標本は、切除標本の割面捺印である。

色素性プロゴノーマ
色素性粘表皮癌
腺房細胞癌
悪性黒色腫
色素性多形性腺腫

     

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本VS(Virtual Slide)はAMI(Animated Microscope Image:特許出願中)を使用

 我々は顕微鏡で細胞診標本のスクリーニングや要注意細胞の拡大チェック、立体的観察(フォーカシング)、組織標本の弱拡大(全体)から強拡大(部分)の確認(ズーミング)など、いろいろな操作をしながら観察している。
AMIは顕微鏡操作をシュミレーションできる簡易動画である。 AMIの操作方法を右操作ボタンに示す。

 他利用ソフト:
    WebMagnifier:Hirokazu
Umemura    csTile:(株)イノテック

                       中通総合病院 病理部 鷲谷 清忠

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AMI(動画)の質問・回答集
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